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「歎異抄をひらく」がいい映画だった

親鸞会が作った映画「歎異抄をひらく」を見ました。あまり見る気はなかったのですけど、貸してくれるという方がおられたのでお借りしたのです。

率直に言うと、良かったです。

もちろん、教えや言葉で気になるところはあります。特に気になるのは「絶対の幸福」という言葉の多様です。この言葉を聞くたびに深い親鸞会のドグマを感じますし、阿弥陀仏の救いを「幸福」という言葉で表現して良いのかどうかは、正直疑問です。でもこれは、映画に対する苦言というよりかは、親鸞会に対する疑問でしょうか。

それを差し引いても、ひとつひとつ丁寧に作り込まれた物語と伏線、最後の9条の言葉(ネタバレごめん)、様々な登場人物の人生の課題や信仰上の疑問が、必ずしも解決しないことが生み出す余韻。石坂浩二の声も良かった。

アニメの製作技術については、あまり感心するところはなかったですが、まあこれは京都アニメーションなどが作るアニメを見すぎたからかも知れない。現代の水準から言えば特筆すべきものは無いでしょうが、必要十分です。

字幕が日本語・英語・中国語・ポルトゲスと用意されていることにも、好感を持ちました。

おそらく、今まで親鸞会が作ってきた数多くのアニメの中で、最上の出来でしょう。このアニメが親鸞会のものでなかったら良かったのに、と言ったら親鸞会の人は怒るだろうな(笑)

私は弘宣部(弘宣局)にいたものですから、このアニメに関わった人たちとは縁があります。そうした人たちの長い積み重ねでこれができたんだなと思うと、感慨深いものがあります。25年の積み重ねで、ここまで来たのでしょう。

そんな人達の事を思い出して、見終わったあと思わず小さな声がでました。「おめでとう」と。

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