« 2013年9月 | トップページ | 2013年12月 »

親鸞会・そして伝統真宗教団のこれから

当山の報恩講には多数のご参詣を頂きました。またネットでご覧になった方も大勢あったようです。ありがとうございました。

さて、もう既にご存じの方も多いでしょうが、有志でこんなサイトを作って運用しております。
浄土真宗の法話案内
全国の浄土真宗のご法話をだれでも掲載でき、そして見ることのできるサイトです。どうぞご活用ください。

このサイトをつくろうと思ったのは、親鸞会が各地の支部のウェブサイトをもって、そこで法座の日程を広く公開していたからです。「これでは、仏法を聞きたいと思って調べた人が親鸞会に行ってしまうな」と思うとともに、このくらいのことは伝統教団もしなければならないのだと思ったのです。

私が親鸞会にいた頃は、何しろ東西本願寺をはじめとする伝統教団は、葬式仏教法事仏教で仏法を説いてないと言われ続けてきたものです。説いていても、「お念仏したら死んだら極楽」みたいな話しかしてないのだと。

これは、一面は事実でした。仏法を聞く気も学ぶ気も伝える気も無いように見える僧侶がいないとは言いません。(その人たちもいずれは変わると私は思いますが)しかしその一方で、自信教人信の活動をしておられる僧侶も沢山いるのです。親鸞会では前者の僧侶しかいないように語っていました。しかし現実には後者の僧侶のほうがずっと多いと感じます。そしてその人達は、毎日変わらないアニメと高森会長の法話DVDを何百回も見て、眠気をこらえている講師部員よりも、よほどいきいきしているように私には思えます。

だからこそ、法話の日程を紹介するサイトを作りたいと提案した時に、一緒にやろうと言って下さる方が多数現れたのでした。びっくりするくらい多くの方が賛同されたのです。親鸞会の言うとおりの伝統教団なら、こんなものは全くウケるはずがないでしょう。現実は違いました。今も毎日多数のアクセスと法話の掲載があります。宗教としての浄土真宗は、死んでないのです。

しかしこのサイトをリリースした後に親鸞会の支部のサイトを見ると、以前は掲載されていた日程の公開がされなくなっていました。何人かの現役学徒に聞きましたが、何が起きたのかはわかりません。親鸞会を「見習って」作ったのに、当の親鸞会はやらなくなってしまったのです。

法話については、かつては伝統教団より親鸞会のほうが熱心でオープンでした。彼らはチラシを配って法話の日程をサイトで公開して、公共の会場で若い布教使が一生懸命話しをしていたわけです。

しかし今はチラシは配るものの、来られては困る人でもいるのでしょうか、サイトでの日程の公開はやめてしまいました。そして、講師が法話することすら禁止してしまいました。アニメの上映か、ビデオのみ。あとは丸暗記した原稿をしゃべるのみ。親鸞会の講師って全く信頼されてないことがありありとわかります。高森会長はともかくとして、末端の講師部員にはそれなりの力を持った人もいたはずなのですが。

このサイトに限らず、伝統真宗教団に宗教としての場、伝道する力を取り戻そうという動きが、ボトムアップで末端の僧侶から湧き出ているのに、親鸞会は末端からの力を組織の力で封じ込めているようにも思えます。どうしてなのでしょうか。

ところで話は変わりますが、私についてこんなコメントがありました。
http://sayonara1929.txt-nifty.com/blog/2013/09/post-8663.html

----------------
そのくせに、なぜ自分一人でやっていけないか
世間的地位のあるとこなら、カルトだと思われないからさ。
まさに、最も点かれたくない部分さ。
どんなに頑張っても、派外にあれば、
「あんたも結局カルトなんじゃないの?」と言われかねない。
それだけは避けたいよな。
や○○○カルトだろ、真宗大谷派僧侶で紹介されてんだってな。内部でもよく思ってないものもいるが、まったくだよ。個人でやれ。
いいか、こやつは所詮お東の看板だけが目当てなんだよ。
看板に隠れて、自分の野望実現のための潜伏場所として利用しているだけ。俺はそこが許せない。ぬけぬけとお東名乗ってんじゃねぇ。
いいか、よく考えろ。
はじめから、自分の野望をバラすと思うか?
そこらの大先生もそうやってのしあがって行ったんだよ。
でも信者の原型もだいぶ出来上がってきたようだな。ずる賢いエセお東にわか坊主モドキよ。
信者と共に、さっさと派外に出て個人でやってろ。

投稿: 見真 | 2013年11月 7日 (木) 14時08分
----------------

私はコメント欄を最近ほとんど見れてなかったのですが(すみません)、このコメントをはじめとする一連の書き込みがなされた後には心配した方から電話やメールをいただきました。親鸞会のネット対策ではないかという人もいました。しかしこれは別に驚くことでもないし、親鸞会のネット対策でもありません。

私はここ一年くらい、こういうことを言われ続けてきたのです。今まで何人もの方から、上のコメントのようなことを聞いたと言われています。つまり「親鸞会出身の私が宗派を利用して新教団を立ち上げる」という話です。普通は聞いたって教えてくれるのは一部の人でしょうから、相当多くの人が同じことを聞いているのでしょう。

複数の証言がありますから、言い広めている人が誰かもわかっています。親鸞会の人ではなく、本願寺派(お西)のとある僧侶の方です。もちろん、こんなことに共感するのは一部の人だと思いたいし、だからこそ「聞いたよ」と教えてくれる人も跡を絶たないのでしょうが。

そのことにいささかうんざりしていた時に、昔のことを思い出しました。私が親鸞会を脱会したしばらく後に脱会された元講師部員のことです。彼、というか彼らは、親鸞会を脱会した人に仏法を説いてまわって、多くの方が聞き求められました。組織のようなものも出来ました。

私はそれを見て当初は好意的に見ていましたが、そのうち、カルトから出た人が、今度は自分たちを善知識とする教団をつくろうとしているのではないかと疑ったものです。僧侶になることも勧めましたが断られ、その懸念は実に深いものになりました。

しかし、その心配は全くの杞憂でした。少なくない人がこの方々のお陰で親鸞会から離れることが出来て、お念仏と出会われました。お一人は残念ながら亡くなられました。もう一人は今も元気にネットでも現実の場でも真摯に仏法を説いています。今もどこの教団にも組織にも属していません。もちろんこれからどうなるかなんて誰にもわかりませんが、それは私だって同じことです。

今自分の心を顧みてみますと、やはり彼らの活躍を見て、自分の場が奪われるのではないかというような、誠に恥ずかしい心があり、それが言い訳としての不審感につながったのではないかと思っています。

変わろうと思えば、変えたくないという人ももちろん出てくる。それはどんな集団でもそうでしょう。それでも私の願いは、親鸞会も、伝統真宗教団も、在野の人も、みんな協力してお念仏を広められたらいいのにということです。もちろん今のままの親鸞会ならとても無理な話ですけど、時間が建てば彼らも変わることがあるかも知れない。また、仮に親鸞会が外との交流をするようになったならば、それが彼らを変えることもあると思うのです。

現在の親鸞会を見れば見るほど現実的な話ではないし、理想論と思って笑ってください。そもそも親鸞会のトップは自分たちが「変わらなければならない」「改めなければならない」なんて思ってないわけですから。しかし可能性としては、伝統教団だって変われるし、親鸞会だって変われる。私は決して親鸞会に潰れてほしいとは思っていません、変わってほしいと思っています。本当にそう思っているのです。

でも、変われないなら潰れてください。当たり前ですが。

| | コメント (34)

平成25年玄照寺報恩講のご案内

ご案内がぎりぎりになってしまいまして誠に申し訳ありませんが、今年も玄照寺報恩講を厳修致します。

詳細は「浄土真宗の法話案内」を御覧ください。
http://shinshuhouwa.info/article/index.php?id=11

講題「まこときくのは、おまえは嫌か」
講師 西光義秀師
11月23日 19:00より21:00
11月24日 09:00より10:30
当日はインターネットによるライブ配信を予定しております。
http://www.ustream.tv/channel/genshoji

昨年は遠方より多数のご参詣を頂きました。誠に感謝申し上げます。
今年も駐車場には余裕がありますし電車で来られる方のサポートもしますのでどうかお越しください。
(といっても、前日になってこんな案内も無いですが…)

1390680_559162370822421_1881967410_

| | コメント (2)

« 2013年9月 | トップページ | 2013年12月 »