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親鸞会の「架空戦記」

一時期はやった小説のジャンルに「架空戦記」というものが有りました。

色々なものが有りましたが、内容としては太平洋戦争で日本がアメリカに対して史実以上の健闘をしたりあるいは勝利したり、また、連合国側に立ってナチスドイツと戦うというものもあったように思います。

日本が連合国に一方的にやられることなく、新兵器を駆使して正義の国家として活躍するようなものも多くありました。史実で決定的に敗北した日本軍の憂さ晴らしを小説でしているようなもので、若者向けのライトノベルとして結構人気があったようですが、私は歴史を受け入れられない人達による自慰行為のように思えて好きではありませんでした。

4月より顕正新聞で「48KOSEN」という漫画が連載されています。本願寺派の新門(次の門主)が親鸞会の人に連れられてゆき、5月15日号では福井会館で親鸞会の話を聞くところまで進んでいます。この後の展開は次の号を待つまでもなくだれでも分かるでしょう。

親鸞会はアニメで真宗十派が大津波に巻き込まれるとか、「ひらく」で正統と異端が逆転するとか、その前にも「なぜ答えぬ」とか「どちらがウソか」でも真宗がひっくり返るとかさんざん煽って来ましたが、果たして真宗十派で親鸞会に関心をもつところなどどこも現れませんでした。こういった漫画が定期的に連載されるのは、その憂さ晴らしでしょうか。

こうなったらいいなぁという願望を漫画にするのは楽しいのかもしれませんが、現役の、しかも近いうちに本願寺派のトップになることが決まっている人物を漫画に出して、本願寺派をこき下ろして親鸞会のシンパにさせるような展開の妄想漫画を書くような教団は親鸞会の他にはありません。

仮にもう一つそういう教団があるとすれば、幸福の科学です。あそこは「霊言」と称して勝手に現役の人物を出して、幸福の科学教団に都合のいい事を言わせて本にまでしています。親鸞会の場合は一応「フィクション」とは書いてないもののそうであることは誰が見ても明らかですから、幸福の科学よりマシかもしれませんが、やっていることは同じようなものです。

絶対にありえない話ではありますが、もし本願寺派が高森会長の息子である高森光晴氏を出してきて、本願寺の学者や布教使の話を聞いて親鸞会の誤りに気づき、本願寺に転向するような物語を「本願寺新報」で書いたら親鸞会の人はどう思うでしょうか。なんという恥ずかしい教団だ、頭がおかしくなったのかと思うでしょう。これを想像して親鸞会のやっていることを非常識とわからなければ、弘宣局の人たちは如何に社会から隔絶されて常識を知らない人達になってしまったかということです。

いま、続々と親鸞会で教学を学んだ人が離脱して本願寺派で話を聞くようになっており、この間梯和上の話を聞きに行ったら十人以上元親鸞会の人がいて驚きましたが、逆のパターンはめったにありません。一般のご門徒ではなく、本願寺派の宗学を学んだ人が転向して親鸞会に入るパターンを自分は知りません。

いい加減に現実を知っていただいたほうが良いのではないかと思います。

親鸞会への教義批判にも社会的な批判にも一切答えられず、身内だけでこんな落書き同然の漫画を読み合っているならまだしも、機関誌に掲載するなど正気の沙汰とは思えません。

こんなことやってて私たちはカルトじゃありませんなんて言った所で誰も聞かないでしょう。ほんとうに情けないことです。

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