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真宗大谷派の決算報告書

真宗大谷派の機関誌「真宗」に2009年度の決算書、2011年度補正予算、御遠忌関係の補正予算が14ページにわたって掲載されていました。

初めてじっくり読んだのですが、各行事にかかった費用から部門ごとの職員の人件費に至るまで1円単位で事細かに報告しており、また教区ごとの寺院数や僧侶数、門徒数といった教勢の報告もなされています。

この「真宗」は寺院向けの機関誌ですが、一部250円で一般の方も購読することが出来ます。内容は官報に近いものなのであまり面白いものではないかも知れませんが、寺院関係者以外の方でも一度手にとって見る価値はあると思います。

親鸞会でも15年くらい前までは会計報告が口頭で総務局長よりなされていましたが、かなり大まかなもので世間一般では会計報告とは言えないでしょう。それすらも今は行われなくなってしまいましたが。

親鸞会は最近になって随分大谷派を批判しており、その内容を見ると全く親鸞会の言うとおりだなと思うものもあります。ただし大谷派はつくづく「隠そうとしない教団」です。その問題点も実態も、外からでも中からでもかなりの部分が丸見えですし、そうした実態について教団の構成員である僧侶が自由闊達に批判し、議論している。親鸞会では絶対に見られなかった風景です。

元中外日報の記者が書いているブログに、こんな事が書いてありました。

私は最近の投稿で、伝統教団の宗議会というシステムがいかに腐敗しているのかを書いてきた。しかし一つだけ言っておきたいことがある。その組織が「腐敗している」ことが分かるというのは、じつは一定の透明性があるという証拠なのである。私の取材した新興宗教は、外面は非常に美しかったが、内面がどうなっているのかはほとんどうかがうことが出来なかった。私はそんな不気味な組織より、汚いことが「透明になって見える」伝統教団の方が組織としてはるかにまともだと信じているし、そして好きである。

本当にそのとおりだと思います。

私は親鸞会の批判ばかりしてるように見えるかも知れませんが、批判する一方で親鸞会の良い所、素晴らしいところもかなり各地で話をしているし、伝統教団が見習うべき部分は少なくないと常日頃から言っています。

親鸞会も大谷派の批判をするのは大いに結構なのですが、こうした「いいところ」も少しは真似てみては如何でしょうか。誰も親鸞会がカルトであり続けることなど望んでいないのですから。

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コメント

試算表、決算報告書を一度みせてもらいたいね。
親鸞会だけ見れば、収入は会費収入とご報謝になります。
経費は光熱費、部室の賃借料すなわち家賃、消耗品費、人件費、宣伝費だと思います。
部門部署は各支部、各地区の学友部、海外支部、親友部、本部あたりになるでしょう。
当然ながら支部の収支は黒字だろう。支出は会員さんのお金やから親鸞会からのマイナスがない。
逆に学友部は赤字だろう。学生は金がないし、支部の方の収入なかったら成立しないからですね。

投稿: | 2011年8月28日 (日) 15時37分

あんしん弁当ってもうかってると言う噂もきくが実際はどうですか?

投稿: | 2011年8月28日 (日) 15時58分

あんしん弁当について、まとめます。

人件費は残業代を払わなくていい親友部員がたくさんいるので、普通より安いです。

材料代は国産で無農薬・減農薬にこだわっているので(ふき等一部食品で缶詰め等加工品を使っていたりもしますが、国産を使ってます)高いです。
販売量はそれなりに多いですが、高い材料費に比べて安い金額に設定しているため、売上はあっても利益は薄いです。

また、儲かるはずの日曜日に大口の弁当注文を断っているため(親鸞会の行事があると)、1番儲かる仕事が出来ません。
設備費は比べ難いので、論点には上げません。

あんしん弁当の寿司工場(百味寿司)は赤字です。普段、1日100パックも作ってないからです。

また、現在も滋賀会館や岐阜会館などに弁当やパンの配達をしていれば、その人件費と交通費は赤字です。

つまり、あんしん弁当はうまく経営しても、赤字になります。その赤字分は、1月の初顔合わせの弁当代や報恩講等のおときに支払うお金を水増しすることで補填しています。

投稿: | 2011年8月28日 (日) 16時30分

滋賀や岐阜に配達したら赤字だよね。
百個打っても赤字だよね。
弁当屋は日曜日に販売するか近くにオフィスがないと売れない。
普通に計算しても

販売価格マイナス、材料、米、人件費、光熱費、償却いれたらマイナスだろう

投稿: | 2011年8月28日 (日) 16時47分

昔、高森先生は正しい親鸞聖人の教えを説いておられ、獲信した方もあったと聞いた。

今からでもいい、正しい教えを説いてもらいたい。

トップが変われば親鸞会も良い方向に動くと、希望的観測と言われようが、私は信じている。

だが既に戻れないところまで高森先生は来てしまったのかもしれない。いや、きっとそうなのだろう。もう戻れないのだ。

ならば現会員である我々が変えなければならない。親鸞会の進むべき道を。

我々が行動しなければ浄土真宗という名の下に被害を受ける人が後を絶たないという悲しむべき事態を止める事ができないのだ。

これからは外からの非難攻撃だけでは決定打に欠けると思う。現在親鸞会にいる会員の大半はネットも見ない、周りからの話に耳を傾けない人が殆どだからだ。

故に次の段階に進まなければならない。これからは内からの攻撃を始めなければならない。

現会員さんは反社会性に重きを置いたこのサイトだけでなく、教義的な批判サイトにも目を通そう。あとはやるべきことは自ずと分かるはずだ。

親鸞会を擁護するようなこのコメントを見て気分を害する方が大勢いるかもしれない。非常に申し訳ない。
しかし今回どうしても書かずにはおれなかったのだ。
長文失礼した。


投稿: 現会員 | 2011年8月29日 (月) 14時22分

親鸞会を内部から変えたい気持ちはわかりますが、幹部、特に会長親子が変わらないと親鸞会は絶対に変わりません。
内部にいながら外部に親鸞会の不正情報を流すのはいいかもしれません。出版社に告発し、記事にしてもらう等。現役会員覆面座談会みたいなのは面白い企画でしょう。

ただ悪いことは言いません。親鸞会が変わることを期待するよりも、正しい親鸞聖人の教えを説いている人を探す方がはるかに有益ですよ。

投稿: | 2011年8月29日 (月) 20時54分

ごく最近、以前一緒によく聴聞した支部幹部の方に、道でバッタリお会いしました。
私が脱会前、アンチとシンパという立場で2~3年前に嫌になるほど議論した方です。
当時は、盗作関係資料、不倫情報、教義間違い資料等もネットからコピーし呈示もしました。
ご本人は、多くの方を顕正(会員にする)されており、支部での地位も相俟ってか、聞く耳持たず、この道一本で行くと断言されていました。

久ぶりに顔を見て、あまりにも元気そうなのが、以外でした。
(少しは批判情報も耳に入り葛藤もあるだろうと思えたが)

「ネット情報は検討しないのですか?」
『あんなものはいい加減。私は自分の目で見て判断する』
・・会から統制がいき届いていることを痛感。以前のやり取りと変化無し。

この方も情弱であり、思考停止も極まれり。
他にも、年配の会員さんと袖すりあった時、脱会当方を、あんた何考えてんの!といった風に言われたこともありました。

それ程この会は、根が深く、罪深い組織と思わざるをえません。
会への追い込みが進んでも、情弱者、年配者等で所謂コアな部分として、千~2千人の人が残ってゆくのかも、という気がします。

投稿: | 2011年8月29日 (月) 21時04分

>ご本人は・・・支部での地位も相俟ってか、聞く耳持たず、
>この道一本で行くと断言されていました。

「この道一本」とは、盗作、収支報告なし(不正流用)、偽装勧誘、
教義の誤り(無条件服従等)などを是正せず、大量のウソで塗り固めたまま
突き進むということですね。

なんだか悲しくなってきます。

投稿: | 2011年8月31日 (水) 14時58分

21時04分の者です。

実は当時、支部長とも相当にやり合ったんですが、ああ言えばこう言うで、とにかくかみ合わず、この人はどこまで冷静なのか掴めませんでした。教義の矛盾を糾せば詭弁らしきで、はぐらかしましたし。会長が法論を避けるのを糾せば、「他宗とは平行線にしかならぬので、相手をしないのも戦いかただ」と言ったとか? それをただ黙って聞く講師も講師だと思った次第で。自分らは過去に散々、所謂外道、聖道等と言って毒ずき、こきおろしてきたくせに。

自分が脱会したあとは、こちらの事をあることないこと言いふらし、会員をこちらへ近ずかせぬよう画策していたようです。

とにかくガチガチの会員、とくに年配で、且つ情弱ならまず思考停止から醒めることは並大抵ではありません。

自分の経験から、ガチガチの会員にいくら根気?強く話しても、撥ね付ける力が強い気がしています。正に悲しい限りです。

投稿: | 2011年8月31日 (水) 21時05分

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