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浄土真宗親鸞会講師、原田講平さんへ

地震の報道が続いていますが、こんな文章を見つけました。

鈴木耕さんというジャーナリストの記事なのですが、原発周辺で健康被害調査をしたところ有意の“悪性リンパ腫”の高い発生率が認められた。それを週刊誌に書いて沢山の抗議が来たが、結局誰も自分達を訴えては来なかったというのです。

 むろん、裁判も覚悟した。だがなぜか、県も電力会社も政府も、僕らを訴えては来なかった。データを用意し、専門家や研究者たちに話を聞き、弁護士にも相談して待っていたのだが、裁判沙汰にはならなかった。なぜだか、その理由はいまもって分からない。

 「記事の内容が間違っていると主張するなら、そちら側でも新たな疫学調査をして、そのふたつのデータをつき合わせて議論しましょう」と、僕らは抗議文へ回答したのだが、県も電力会社も政府も、原発周辺住民の詳しい疫学調査(健康被害調査)は行わなかった。僕らよりも大がかりな疫学調査をしていたら、どんな結果が出ていただろうか。

 不思議なのだ。

 原発の周辺住民に対する疫学調査は、日本ではまだ正式に実施されたことがない。きちんと調査して、「原発からの影響による健康被害などない」ということを、なぜ政府や電力会社は主張しなかったのか。

もし、原発が… - 鈴木耕

原発の問題とは比べ物にならないかもしれませんが、私たちも親鸞会の問題を明らかにし続けてもう6年になります。教祖である高森顕徹氏の過去や彼の信仰の問題、著作の盗作問題、贅沢な専用施設の数々、幹部の不倫疑惑の隠蔽、学友部が正体を隠した布教をしていること、特専部に事実上全財産の「贈与契約」を結ばせていること、親友部の労働基準法違反、講師部への1000万円の違約金、教義上の問題などなど。

数え上げればきりがありませんが、私たちは地道にこれらの問題を取り上げ、ネットやマスコミ、大学での講義、各地の講演、日本脱カルト協会や霊感商法対策弁連を通じて訴えてきました。

ところが今に至るまで内容について親鸞会からは何の抗議もありませんでした。来るのは「誹謗中傷だから消せ」という親鸞会顧問弁護士からの内容証明くらい。「事実と異なる部分があれば教えてください」という返事をすると決まって何もいわなくなります。

そういえば「親鸞会ブログポータル・ナビ」では「名前が似ていて親鸞会のサイトだと混同する人がいるから消せ」という失笑するほか無い抗議でした。私の友人には「建造物侵入罪で訴える」という内容証明をもらった人もいました。他にもあります。いずれ明らかにしましょう。

いずれも私たちが取り上げた内容について一言の反論もありません。親鸞会の内部ではデマだ捏造だ法難だと言われているそうですが、何がデマでどこが捏造なのかこちらからたずねても未だもって何の反論も無いのです。どうしてなのでしょうか。

浄土真宗親鸞会講師の原田講平さんが、「他人の為に非難を恐れず闘う覚悟」という記事でこんなことを書いてました。

しかし今、東電の福島原発所員は、
誰もが近寄りたくない危険な場所で、
暗闇の中、空腹の中、不安の中、家族と連絡もとれない中、
ひたすらに、みんなの為に、闘っています。

その覚悟を知らないまま、あるいは、
そんな覚悟の真似ごとさえもできない身分で、
ただ感情の爆発でこれらの方々を非難している人があるとすれば、
そんな非難は傾聴に値しないたわごとに過ぎません。

自分の思いに反することのすべてを攻撃的に討ち、
正義を語る割には行動が伴っておらず、
結局口先だけの観念の遊戯で物事や他人を見下げる、
そんなことに、まるであけくれているのではないかと思われる人さえ、
世の中にはあります。

しかし、そういう人達の非難がどれだけあっても、
覚悟を決めている人というのは、
そんな非難を恐れてはいないのです。

こういう記事を見るたびに、私はがっくり来るのです。

自分達が批判されて何も答えられないことを、命がけで震災と闘っている人たちと重ねるのはやめてもらえませんか?

私は本当に命をかけて原発に立ち向かっている人たちが、親鸞会講師の自己正当化の自慰行為に使われることに大変な不快感を感じます。気分が悪い。すぐに記事を消して欲しい。

親鸞会の誰か一人でも、自分達に寄せられる批判や非難に立ち向かった人がいるのでしょうか。逃げ回るだけで誰一人責任を取ろうともしない。高森会長や親鸞会がやることに盲目的に従うだけで、組織の中に対しても、外に対しても、誰も体を張って行動しようとはしないではないですか。覚悟?覚悟なんて誰一人決めてないでしょ。

しょうもないマンガを描いて、批判者を見下し、自分達は世界唯一の真実を求めているのだとうぬぼれ、批判には耳を塞ぎ、事実を見る目も塞ぎ、本当に命がけで闘っている人たちと自分達を重ね合わせて自己満足に浸り、組織の指示に疑問を持たず従うことしか能がない人たち。

なんなんでしょうね。本当に悲しい。

原田講師はいい人なんです。私はよく知っています。

彼をこうさせたのは親鸞会であって、もともとの彼はそんな人間ではない。

早く目を覚まして欲しいと切に思います。

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コメント

七祖聖教を読んでいたからという理由で講師をクビにするような
団体に、法論能力ある後継者たちが育つわけがない。本願寺では
平門徒でも読んでるってのにな。

投稿: | 2011年3月17日 (木) 12時00分

かつては「本願寺なぜ答えぬ」だったが、今は「親鸞会なぜ答えぬ」。答えぬのは答えられないからだ、と当時の親鸞会は言っていたが、今そう言われたら、親鸞会は何と答えるのだろう。「グゥ…」とだけは言っておくのかな。


投稿: 広島の名無し | 2011年3月17日 (木) 14時42分

ぶるうのさんがんばって!
あなたが頼り。
特専・講師・学友部・親友部他会員さんたちの多くが言いたいけど言えないことをズバリやってくれる。
表向きはどうあれ、多くの会員さんらはぶるうのさんに共感(シンパシー)を感じています。^^

投稿: | 2011年3月18日 (金) 00時13分

わたしの尊敬する先輩がよく原田講師の話をしていました、もっと輝ける方だと思いますが、くすぶっているようですね

投稿: | 2011年3月18日 (金) 00時32分

多くの会員がぶるうのさんにシンパシーを感じているなら、すぐに営利法人馬鹿森商店から離れるべきです。こんなに実態が暴かれてもまだとどまっている会員は頭がおかしいとしか思えません。

投稿: | 2011年3月18日 (金) 08時03分

今回の記事に全く同感です。
原田講師は、教義批判に答えられずにMIXIから逃げ出しておきながら、「命をかけています」と書けること自体驚きです。自分を相当立派な人だと思っておられるようですね。「小慈小悲もない」と書かれた親鸞聖人とは全然違います。
自爆テロする人だって正義漢使命感は半端じゃないですよ。
その信じているもの(人)が間違っているから批判されているのに、わからないのでしょうか??

投稿: | 2011年3月18日 (金) 08時45分

親鸞会という名前は、親鸞聖人の精神を受け継げ、親鸞聖人のみ教えを伝えている団体と間違われるので、即刻改名して欲しいです。一部の間ではS会と言われているのは「シロアリ会」ということでしょうか。うん、それなら会の実態をよく表していますね。

投稿: Alex | 2011年3月18日 (金) 09時08分

いつ原子炉が危機的状況になるかもしれないのに福島原発の現場の職員さんたちが、
住民・国民の安全のため命がけでがんばっていることについては非常に感謝しており、敬意を表したいです。
何事もなく無事帰ってきてほしいものです。

原田講平氏が”浄土真宗親鸞会講師たる自身も同様の覚悟がある”ということですが、
これは福島原発の現場の職員さんたちに失礼ではないか。思い上がりもいい加減にしてもらいたい!

親鸞会講師はいったい何の覚悟をしているのでしょうか?命が狙われているとでもいうのか?
せいぜいカルト教団であることが暴かれ非難される程度の覚悟でしょう。
その程度で「覚悟」なんて大げさな言葉を使うって・・・
その程度で福島原発の現場の職員さんたちに自分をなぞらえる厚顔無恥さ・・・

この厚顔無恥さはここの教祖様そっくりですね。
似てくるんでしょうね、やはりカルトの子はカルトw

投稿: | 2011年3月18日 (金) 14時24分

今朝の新聞に、福島の知人達を、能登の古い友人が避難の為誘いよせ、金沢に身を寄せられたと言う記事が載っていました。
親鸞会には、本部会館、アリーナ、同朋の里等など、日頃無用かとも思える建造物が少なくありません。
原田講師のような「覚悟]の出来た方々もおられるようですから、きっと避難場所提供や、会としてのボランティア活動くらいは、会上層部への提言を覚悟しておられることと思い、会としての支援の意思表示を期待して注視しています。
尚、義捐金はあちこちで始まっていますが、ボランティアは災害地状勢が不安定のため、政府、自治体などからのマスコミを通じての支援依頼は、もう少し落ち着いた後日になるとのことです。

教祖他、日ごろご託をならべ、矛盾の限りのつけが今巡ってきていることを認め少しでも社会への貢献をすれば、信用回復の足しにはなると思うのだが。

投稿: | 2011年3月18日 (金) 22時03分

震災への義援金を出しました。会への財施と違って本当の意味の布施になったと思います。親鸞会でも義援金を募るかもしれませんが、会を通しての義援金は、会の評判を上げて勧誘に結び付けようという汚れた心が入るので無功徳です。

投稿: | 2011年3月18日 (金) 22時41分


そうだな

福島県 の 避難民 に
パクテツ の だだっぴろい むだな エリア も
含め 提供 しろよ

安心弁当もあるし

投稿: | 2011年3月19日 (土) 04時07分

そんなとこ泊まったら勧誘されちまうだろうが

投稿: | 2011年3月19日 (土) 11時02分

そうだね。二次災害だね。こっちの方が被害が大きそう。

投稿: | 2011年3月19日 (土) 11時12分

いいじゃなか。
原発の中で作業するような覚悟があると宣言したんだ。
一人で出てきて、会長も幹部も他の講師も頼りにしないで、
反対する人とか家族の前に出たり
ぶるうのさんと話したり、元講師部員と話したりする覚悟があると、
堂々と宣言したんじゃないか?
それとも読み間違いかな・・・?

投稿: | 2011年3月19日 (土) 16時59分

世間が親鸞会に与えた評価は、ただのカルト教団でした。
今までにも親鸞会は「命がけ」の活動をアピールしてきましたが、その先にあったのが、カルト認定だったわけです。不名誉な評価にもかかわらず、気持ちを入れ替えて活動することはなく、いつまで経っても口先でのみ「決死」「命がけ」「聖戦」等々と繰り返したわけですから、当然かもしれません。

自衛隊員や現場の職員は、文字通り命を担保に活動しています。言葉に何の責任も持たない親鸞会が、彼らに自分達を重ねたところで会の実情を知る人は「またか…」と呆れ返るだけです。いつもの自己陶酔と、今回は何か違うのでしょうか? どうせ何もしないし、できないのでしょ?
高森会長のサポーターに過ぎない講師部員に何を言っても無駄なことですが、願わくば「命がけごっこ」で人生を終えるのではなく、少なくとも真摯に人生を見つめようとした昔の決意だけは純粋だったはずなのだから、もう一度、世間と真面目に向き合ってもらいたいものです。
どうせ理解されるものではない、とタカを括り、「世間が」「批判者が」「白アリが」と自らの問題から目を背けていては、過去の焼き直しです。
当時、関東で膨大な数の人々を魅了した教えが、こうも小じんまりとした、見るも影もない、知るほどに卑屈な、痛々しい組織になっていることに何か違和感を感じないのでしょうか? 世間と、そして普通の人達と向き合った教えなのに、どうしてこうも受け入れられないのか。それもまた時代と社会のせいにしますか?

投稿: | 2011年3月19日 (土) 18時19分

福島原発の職員さんの命がけの覚悟になぞらえるくらいの「覚悟」が親鸞会講師原田講平氏にはあるようですね。
そのくらいの「覚悟」があるなら、平素はごくたまに見物客に見せる以外使っていない2000畳を避難民に開放することを、馬鹿森教祖様に提案するくらいのことは朝飯前でしょう。
津波で住居も家財道具も家族も失った人がたくさんいます。ぜひお願いしたいものです。

原田講平氏は「そういう人達の非難がどれだけあっても、 覚悟を決めている人というのは、そんな非難を恐れてはいないのです。 」
というのですから、馬鹿森教祖が原田講平氏を
非難・激怒しようが、彼なら命がけレベルの「覚悟」でやってくれるでしょうw

投稿: | 2011年3月19日 (土) 20時34分

あちらこちらで、募金活動を目にし、又災害現地からの県外ボランティア要請に備えて、自治体などではボランティア登録受付を行っています。
S会の災害支援姿勢を目にしませんが、いつも善やら徳育をやかましく言う教祖はどう思っているのか。思っていても人から言われるとやる気を無くすのが、元々人間。まして根性のゆがんだこの仁。
しかしことがことだけに、そんな瑣末な根性はさておき、大所高所から冷静な判断をするのが、宗教家を自認し、善を押し付ける人間のとる責任ではなかろうか。

投稿: | 2011年3月22日 (火) 11時14分

善やら徳育やらというのは、組織内で上の者が下の者を意のままに支配するための道具にすぎませんよ。ボランティアや災害募金なんていう金にならないことはしないのが親鸞会の方針です。会長が信じているのは金だけで、因果の道理なんて信じてもいないでしょう。

投稿: | 2011年3月22日 (火) 14時10分


そうかもしれませんね。脱会者として、こんな人間やら組織に関わったことが残念でなりません。日をおえば無念が薄れるのが一般でしょうが、一向に薄れないのも不思議です。ここまでねじれた人間に今後他でお目にかかることもないでしょう。

投稿: | 2011年3月22日 (火) 18時12分

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