沈黙
負けるわけにはいかないんだと思いました。青木に勝つとか、そういうことじゃありません。人生そのものに負けるわけにはいかないと思ったんです。自分が軽蔑し侮蔑するものに簡単に押し潰されるわけにはいかないんです。
でも僕が本当に怖いと思うのは、青木のような人間の言いぶんを無批判に受け入れて、そのまま信じてしまう連中です。自分では何も生み出さず、何も理解していないくせに、口当たりの良い、受け入れやすい他人の意見に踊らされて集団で行動する連中です。彼らは自分が何か間違ったことをしてるんじゃないかなんて、これっぽっちも、ちらっとでも考えたりはしないんです。自分が誰かを無意味に、決定的に傷つけているかもしれないなんていうことに思い当たりもしないような連中です。彼らはそういう自分たちの行動がどんな結果をもたらそうと、何の責任も取りはしないんです。本当に怖いのはそういう連中です。
静かなる劇場 沈黙 より。
村上春樹の「レキシントンの幽霊」という短編集に納められている「沈黙」という作品。私が親鸞会をやめるきっかけになった本はいくつかあるが、これはその一つだ。
親鸞会講師のブログにそれが取り上げられていたので思わず紹介した。彼は何を思ってこの作品を読み、自らのブログに載せたのだろう。コメント欄は閉じたまま。誰と議論するわけでも、誰を説得するわけでもなく、ただ彼は淡々と自分の見たいことと言いたいことだけをブログに書き続ける。会話をするのも殆ど親鸞会の会員だけだろうから、同じ価値観の中で、同じ信念に囲まれ続け、そこから一歩踏み出ることなど恐ろしくて思いもよらないことなのだろう。
同じ「レキシントンの幽霊」にこんな文章がある。「静かなる劇場」を書いている人物は同じ本を持っているだろうから、是非探して、読んでみたらいい。そして、自分の生き様に照らし合わせて、少し考えてみたらいいと思う。寝る前にでも。
「私は考えるのですが、この私たちの人生で真実怖いのは、恐怖そのものではありません」
「恐怖は確かにそこにあります。・・・・・・それは様々なかたちをとって現れ、ときとして私たちの存在を圧倒します。しかしなによりも怖いのは、その恐怖に背中を向け、目を閉じてしまうことです。そうすることによって、私たちは自分の中にあるいちばん重要なものを、何かに譲り渡してしまうことになります。」
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コメント
>コメント欄は閉じたまま
コメント欄は、ありましたね。どの日も、コメント数は0でしたけど
投稿しても承認されないということですか?
クリックすると、コメント欄が別ウインドウで開くのですが、
コメントしても、機械的に遮断するということですか?
それなら、コメント欄、そのものがいらないでしょう。まぎらわしい
ですね。よくわかりません。
投稿: 元会員 | 2010年4月20日 (火) 03時17分
>投稿しても承認されないということですか?
コメントを投稿しても承認制です。
ただし、承認されることはありませんので、事実上のコメント受付拒否。
投稿: | 2010年4月20日 (火) 06時15分
親鸞会の会員ブログは、ほぼ全てコメントは承認制を採っています。
ただ、N田氏が承認制について非難されるのは、彼は以前自分のブログで、
〝コメントはいずれ然るべき時に一挙公開する。〟
(http://blog.goo.ne.jp/345shigure/e/98480cd2dd4bc1c133a32854030c77d3)
と明言しているからです。
〝然るべき時〟とはいつの事か? はよく判らないのですが、
彼は結局その後、因果の道理や後生の一大事に関して、
わけのわからない自論を繰り広げ、クオリアや量子力学などで、
トンデモ理論を振り回した挙句、
突如〝ご挨拶〟をして逃亡し、コメントの公開もしないまま、
ブログ更新を辞めていました。
まぁ、ええカッコがしたいだけであるN田氏のパーソナリティからすれば、
十分考えられる事で、彼のブログに関するコメントは、
『親鸞会ブログポータル・ナビ』
(http://www.shinrankai.biz/blog.php?id=19)
で行うのが〝お約束〟になっています。
お笑いなのは、上記のコメントをN田氏が明らかに読んでいる事です。
投稿: | 2010年4月20日 (火) 06時40分
どうして親鸞会はこんな姑息な手段を使っているのか。本部会館は全員チェックされるは会合は高森一族のみ心にそうような内容ばっかり。あとは財施の強要だけ。ロボットとかわらんなあ。
投稿: | 2010年4月20日 (火) 09時28分
>お笑いなのは、上記のコメントをN田氏が明らかに読んでいる事です。
なんで分かるの?
コメントに反応した記事を書いてるの?
今思うと、空しい。
投稿: | 2010年4月20日 (火) 10時23分
>なんで分かるの?
>コメントに反応した記事を書いてるの?
>今思うと、空しい。
記事の流れがコメントを反映している事もあるけど…
http://www.shinrankai.biz/entry.php?id=2465
を読めば一目瞭然、コメントに反応した記事の修正が行われています。
まぁ、ムダにカッコつけたがりのN田クンは否定するだろうけどね。
もしかして〝ご本人様〟ですか?
投稿: | 2010年4月20日 (火) 15時08分
浅・講師をはじめ高森一族から左遷させられた方々立ち上がってください。このままほっといてもハコモノの維持管理ができず親鸞会は無くなるのは自明です。しかし巻き添えをくう方々があまりにも多過ぎます。
投稿: | 2010年4月20日 (火) 16時12分
>もしかして〝ご本人様〟ですか?
残念ながら、違います。
もし、私が本人だったら、こんなあからさまな修正しません。
しかし、言われて訂正するだけ、批判に反応してブログの内容を変えるだけ、
「実名でブログ書いている奴おるか!」の人や、グルメレポートよりはましかなあ?
投稿: | 2010年4月21日 (水) 20時39分
>「実名でブログ書いている奴おるか!」の人
腰抜けK玉みたいにツイッターしてメンツ保てばいいのにね。
投稿: | 2010年4月23日 (金) 12時58分
> 膨大(ぼうだい)な下劣なカキコ や AA(アスキーアート)を目にしてきました
> あれは、高森会が組織だってやっていた >
> 本当の事でしょうか
これについては、私は関わっていませんでしたし、2chも殆ど読んでいないので、ハッキリしたことは分かりません。
清森 義行 氏
元会員さんへ
コメント有り難うございました。
私が会にいたのは、1年以上前なので、現在の所はわかりません。
会にいたころは、「あれは誰がやっている」とか「誰にやってもらっている」という情報を直接聞いたことが無いので、どのような経路で書き込みをされているかは正直なところわかりません。内容が内容だけに、ほとんど公にはされていないためだと思います。会の中では、職員はじめとして「見てはならないもの」となっていました。
誰かが書いているのだと思いますが、誰が書いているかは私も正確には知りません。
宮田 秀成 氏
聞いた情報によれば、2000年前後は対策員パティオがあり、無視するものや反論をカキコするものを詮議してから書き込みしていたようです。
それ以降も対策員が動いていることは間違いないようですが、お尋ねの下劣なカキコ、アスキーアートなどが組織的にされたかの事実確認は取れておりません。
さて、それよりも、出身大学で名前を偽って偽装勧誘を繰り返し、大学の事務員と鬼ごっこをしている大馬鹿者がいると相談が寄せられております。
この場を借りて言わせて頂きます。誰とは言いませんがO安君、尋ねますが、自分達の正体はおろか名前も偽って勧誘することは善ですか? 悪ですか? そんなことをして信仰が進むと思っているんですか?
カゲでコソコソしてないで下さい。君たちは、堂々と大衆に説けないような教えは土蔵秘事だと非難しますが、それが自分達の事だとは丸で分かっていないようですね。
嘘つき勧誘を是とするような教義にいくら従っていても幸せにはなれないことを、君には伝えておきたいと思います。
淳心房 氏
さよなら親鸞会に無断転載しました。清森 義行 氏 宮田 秀成 氏 淳心房 氏 ごめんなさい
投稿: | 2010年4月24日 (土) 16時30分
私も大学時代勧誘をしました。でも、嘘はつかなかったかな。自分の大学だけでなくよそからも応援あったような感じだし。身分よりむしろ、親鸞会のしの字もいわなかったな。
最近の新聞は本当に不快感極まりない。なぜなら、建物を使ってるスナップ写真のようなものをつかってるだけやから。本来、新聞は教義を説いたり、質問に答えたりするのが役目だが、完全に趣旨から逸脱してるな。
投稿: | 2010年4月29日 (木) 22時40分