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渡部隆志の新刊「やがて世界は仏教にたどりつく」定価1200円

親鸞会の弘宣部長である渡部隆志による新刊「やがて世界は仏教にたどりつく」が発刊されます。定価1200円。

渡部隆志氏といえば、1994年に発刊した前著「キリスト教文明の崩壊と仏教の時代」で、

「『般若心経』の「色即是空、空即是色」が、現代物理学の先端をいくアインシュタインの相対性理論に現れる式、E=mc2(Eはエネルギー、mは物質の質量、cは光速度)と同じ意味であるとは、多くの物理学者が指摘するところ。」 「仏教の世界観が真理であることは、現象学が論理的に証明した後、量子力学、素粒子物理学などで実証されている。」

といった根拠の無い珍説を自信満々に披露していたことが思い出されるのですが、今回の新刊はどうでしょうか。目次を見てみましょう。


●第1章
世界の大動乱は、
表面だけ追っていては本質を見誤る。
歴史の底流にある思想や宗教の影響を
知ることが不可欠

●第2章
私たちを幸福にするための
科学技術が、なぜ今日、
大きな危機をもたらしているのか

●第3章
これからは支配や対立ではなく
協調の時代。オバマ大統領のアメリカは、
人種差別を克服できるのか

●第4章
物がどんなに平等でも、豊かでも、
心が満たされなければ幸せになれないことを
証明したマルクス主義・ソ連の消滅

●第5章
憎悪と報復の連鎖を捨て、
「幸せの連鎖」を生むスピリットが求められている

●第6章
私とは、何ものか。
生きている意味は、何なのか。
哲学、科学は、急速に仏教に近づいている

●第7章
「人は、なぜ生きるのか」
パスカル、トルストイは、真剣に悩み、
絶望していった

●第8章
絶望の本質は、「人間は必ず死ぬ」こと。
この根本的な不安を、どう晴らすのか

●第9章
西洋哲学の限界と、ニヒリズムを超えた体験
仏法者は、すべてに感謝せずにおれなくなる

●第10章
弥陀の本願は、明日なき我を
「ただ今の一念、絶対の幸福に救う」
と誓われている

どうみても内容は前著「キリスト教文明の崩壊と仏教の時代」の焼き直しです。本当に有難うございました。それにしても前著から15年、何の進歩もないね、この人の頭は。

さすがに今回は前著のような珍説は削除されていると思いますが(メールで指摘されたら答えずに逃げたしね)、どうせ内容は似たり寄ったりでしょう。渡部氏の得意技「知ったかぶり」炸裂のトンデモ本なら面白いことは面白いかも知れませんが、それなら大川隆法の本でも読んでいたほうがまだナンボかマシかもしれません(いろんな意味で)。

いずれにせよ、1200円も出して買うような内容では全くありません。そもそも、自分たちの説く「教義」にさまざまな批判や誤りを指摘されながら、一個の反論も出来ないような連中に「やがて世界は仏教にたどりつく」といわれても何の説得力もありませんしね。仮に世界が仏教のたどり着くのが事実だとしても、あなた方が説くニセ仏教ではないことは間違いないです。

そういえば最近聞くことですが、「歎異抄をひらく」以来歎異抄の解説本が出てないという話も、いつの間にか「歎異抄をひらく」の反論本が出ていないという話にすり替わっているそうです。真宗界から何の注目もされていない本の反論本なんて出るわけ無いでしょ。愉快な人たちですね。

少し前に兵庫県の山奥に巨大な宗教施設を建てた仏教系の新宗教団体に取材に行ってきたのですが、そこでも「世界は仏教にたどり着く」「ここが世界の仏教の中心になる」とか随分お花畑な話を聞かせていただきました。

渡部隆志さんもせいぜい信者から金を搾り取って射水の山奥に建物立てて「やがて世界は仏教にたどりつくのだぁ」「射水の聖地が世界の仏教の中心になるのだぁ」とか叫んでてください。誰も聞いてないけど。

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コメント

誰も読まないよ。こんな本。

投稿: | 2009年10月11日 (日) 10時33分

本屋で販売するの?親鸞会の書籍コーナー?

投稿: | 2009年10月11日 (日) 11時46分

そんな死にスペース、誰も寄りつきません。

投稿: | 2009年10月11日 (日) 12時35分

誰も読まないね。高森会長以外の著書読んだらダメなんだろ!

投稿: | 2009年10月11日 (日) 12時41分

今、思い出してみると、彼は会長並のペテン師でしたね。

よくもまあ、あれだけあることないこと、自信満々に、さも知っているかのようにペラペラと喋れたもんです。

普通、根拠がないことをあそこまで堂々と話せませんよ・・・
生粋の詐欺師だったんでしょうか。

彼に自分も一度は騙された訳で、情けない限りです。

心の底から、何の悪気もなく嘘をつける人もいるんですね。
以後、気をつけます。

投稿: 元会員 | 2009年10月11日 (日) 12時43分

親鸞会の人は感覚がマヒしてる。
毎回、社会情勢や科学を切り口にして幸福論を述べてるが、
根拠のないことを羅列して、「これを否定するのは愚かである」というようなニュアンスで書かれるから、カルト臭を発散しているだけじゃなくて、最初から目的が透けて見えてしまう。
結論の仏教か弥陀の本願を述べるための、布石&排斥なんでしょ、と。
他の著物を見ないくせに、感性で引きつける魅力もないから、親鸞会の発行物はすべて同じになってしまう。
それを真実開顕とか思ってるんだから、どこまでも目出度い連中だわな。

投稿: | 2009年10月11日 (日) 14時08分

W部講師といえば、セクハラで問題になり、一人でアニメの活動していたときのめんどくさそうな姿をよく覚えています。

W部講師から、沖縄でセクハラされた本人から話をきいたこともあります。
ビルの部屋にしのび込まれてあやうく犯されそうになった女性講師もよく知っています。

M晴いじめないでくれ合宿では、そんなわが身をすっかり忘れて、粛清に成功してから、どんどん威張り散らすだけのウザイ男になりさがりました。

やめる直前にW部講師に個人的に呼び出されて指導されたことがありました。
眠そうにあくびをしながら、適当なこといっていたのを思い出します。

ということで、このたびは、新刊発刊おめでとうございます。
自分は買いませんけどね。

投稿: 元講師部員 | 2009年10月11日 (日) 15時54分

Wさんあなたは会長について行ってもその先に、信心決定が無い事は、とうの昔に気が付いているんでしょ?
 昔から、状況判断が得意でひょいひょい困難を潜り抜けてきたつもりかもしれないけど、今、あなたは幸せですか?お子さんに、自分のやっている事の正当性をきちんと誤魔化すことなく、説明できますか?自分もこの上なく幸せで、一点の曇りも無く、本気で会員さんの幸せを願っていると胸を張っていえますか?
 カルト宗教団体の手先で、トンデモ本を書いている父親の事をお子さんは冷ややかに見ているのではないですか?経済的に依存しているから、何も言えないだけではないですか?M野さんのお子さんも多分自分の父親のやっている事に気が付いているかもしれません。子どもだと思って侮っていると、墓穴を掘りますよ。
 自分の身内、特に子どもに対して、やましい事なら、一日も早く改心して、家族でひっそり、身を寄せ合って再出発されたらいいんじゃないでしょうか?奥さんが、医療機関での資格をお持ちでしょうし、何か仕事が決まるまで、養ってもらえるでしょ?たとえ生活保護を受けても、子どもさんたちにとってもその方がましでしょう?
 会から離れるなら、今ですよ。時節を読むのが得意なあなたなら、良く判るんじゃないですか?あなたの幸せを蔭ながら念じています。

投稿: | 2009年10月11日 (日) 16時12分

昔はジャーナリストといって当時の学生部で講演したてね。(大阪や名古屋、東京、富山で)
あの時はすごい!(今は全く違うけど)っておもったが、実際の職業は浄土真宗親鸞会の専任講師なんだよね。A県出身でW大学(K玉と同じ)出身なんだよな。
髪の毛は抜けてなくなり、気持ち悪いめがねをかけたどうしょうもない
おっさんですわ。(笑)。
彼は15年くらい前にセクハラでハワイへ飛ばされたんだよな?
以前に(15年前かな)F講師とM(現在はY)講師とともに表彰されたのを覚えてるけど、あの頃から比べるとますますカルトの専任講師って感じだよね。

投稿: | 2009年10月11日 (日) 16時50分

一つだけ褒めるとすれば頭がいいので、親鸞会にいなければ間違いなく
エリート官僚になれる素質はあったな。

投稿: | 2009年10月11日 (日) 16時51分

何かすればするほど、世間に恥を曝すだけだから、もう本はこれきりにしなさいね!でも、一度世間に出たものは回収は難しいから、一生恥をかいていかないといけないんだけど?そこんところどう考えてるのかな?不可解?恥ずかしいって気持無くなっちゃったの?

投稿: | 2009年10月11日 (日) 18時02分

恥の概念が少しでも残っていたらいくら、会長の命令でも何とか言い訳して、丁重にお断りして、本なんて出さないし、それ以前に講師辞めてるでしょ?恥ずかしいどころか、本を出せる事が嬉しくて嬉々としているんじゃないの?これくらいお目出度いと精神を病むことはまず無いから得かもね!早く間違いに気がついてね!Wさん!

投稿: | 2009年10月11日 (日) 19時32分

渡部さんに関しては、間違いに気付いても気付かなくてもいいよ。
気付いたなら、それでいいし。
気付かなくても、あの人がヘンテコ本をたくさん出す事で、辞める会員が増えるだろうからね。

投稿: | 2009年10月11日 (日) 19時46分

彼の態度を改めて、それなりの対応して、後で間違いに気付いてもいいだろう

投稿: | 2009年10月11日 (日) 20時04分

このように書き換えれば多少良いものになるだろう。

●第3章
これからは支配や対立ではなく協調の時代。
親鸞会は支配服従関係を捨て、批判に応えることができるのか

●第5章
親鸞会にこそ、憎悪と報復の連鎖を捨て、
「幸せの連鎖」を生むスピリットが求められている

●第9章
親鸞会の限界と、かけ声だけの感謝
親鸞会では、感謝を忘れた生活にならざるをえなくなる

投稿: | 2009年10月12日 (月) 06時28分

この本読むなら、エックハルト・トートの『ニューアース』読んでみたら?
 A医師は知っているかも知れないけど、精神医学も進んでいて、魂や生まれ変わりが研究されている。「退行催眠」で前世が判ったりしている。ワイス博士が有名。カナダのトロント大学のカリー博士(故人)やホイットン博士もたくさんの症例を残しているし。日本の医師による、症例も多くある。前世がなかったら、説明がつかない事が次々証明されている。
 ものを書くなら、最先端の情報をチエックしないと井の中の蛙になるよ。MCされてるから、読まないかもね!会長万歳だからね!

投稿: | 2009年10月12日 (月) 10時52分

ぶるうの氏も親鸞会と同レベルの言葉使いだな・・
顕正新聞を見ているような気分だ。

投稿: | 2009年10月13日 (火) 06時24分

↑揚げ足をとるのではなく、内容についてコメントしたほうがいいと思います。別の話題から責めるのは、あなたの嫌悪する親鸞会と同じやり方ですよ。

投稿: | 2009年10月13日 (火) 09時28分

>ぶるうの氏も親鸞会と同レベルの言葉使いだな・・
>顕正新聞を見ているような気分だ。

たしかにお行儀よく書かないと、信頼を得られない部分もあるかと
思いますが、親鸞会という組織に対して、個人でがんばってこられた
ぶるうの氏のこれらの活動は評価に値しますし、
これまで、さんざん親鸞会から嫌がらせを受けてきたことを思えば、
このように書かずにおれない気持ちは十分理解できます。

あとは読者が判断することでしょうが、
要は内容が大事だと思います。

投稿: | 2009年10月13日 (火) 15時03分

乱暴な言葉遣いでなければ、伝わらない心があると思います。
ましてや、このぶるうのさんの言葉は、親鸞会を辞めた人相手ではなく、親鸞会内部にいる人に対してですし。
親鸞会流に言えば、未だに会の中に残っている人達の多くは、「屍」のような心です。
心が動いていない、反応しない、死んでいる、そんな人達の心に訴えかけて、疑問を懐かせるには大変だと思います。

投稿: | 2009年10月14日 (水) 10時10分

W部w

投稿: | 2009年10月14日 (水) 20時15分

まずマインドコントロールから解放する!これが先決。解放するのは、簡単ではない。早い人は数日で解決できるが、遅い人は何十年かかるだろう。

投稿: | 2009年10月17日 (土) 21時19分

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