偽なる者は甚だもって多し
●偽なる者は甚だもって多し
「然るに濁世の群萌・穢悪の含識、乃し九十五種の邪道を出でて、半満・権実の法門に入ると雖も、真なる者は甚だ以て難く、実なる者は甚だ以て希なり、偽なる者は甚だ以て多く、虚なる者は甚だ以て滋し」(教行信証)
これは外道の者が、折角、仏縁を結んでもと、いうことだけのことではなかろう。
「真なる者(真実信心の人)は甚だもって難く、実なる者(真実信の人)は甚だもって希なり。偽なる者(安楽椅子の人)は甚だもって多く、虚なる者(安楽椅子の人)は甚だもって滋し」
とも、仰っている親鸞聖人のお言葉である。
安易に座れる椅子は満ちている。勧める者も数多い。襲いくる群賊悪獣悪知識のその中を、千万の化城(安楽椅子)を突破して
「常没の凡愚・流転の群生、無上妙果の成じ難きにはあらず、真実の信楽、実に獲ること難し」 (親鸞聖人)
「信を得る者希なり」 (蓮如上人)
の聖語を、全身で聞き獲るものこそ、まことの親鸞学徒である。
(顕正新聞平成20年6月1日号)
以前台湾布教に赴いた親鸞会のK講師に、現地の会員さんが「K先生はいつ信心決定されたのですか?」と尋ねたところ、「あともう少しです」と答えたそうです。ところが別の人が同じ事をK講師に尋ねたところ、「10年前に信心決定しました」との答え。結局この講師は他の問題もあり現地の会員さんの信頼を失い、日本に帰りました。
育児関係の著作で有名なある特専部の精神科医は最近、「大学時代に信心決定した」と明言したそうですが、大学卒業後顕正新聞に「我が身が信心決定することこそ先決と頑張らずにおれない」と書いていたことが判明しています。
チューリップ企画で法論しているサービス課の山田氏は、「自分は救われている」と法論中に宣言。しかしそれまで周囲の人も彼から「救われた」などと聞いたことは一言もなかったそうです。
その他にも、元徳育教授の瀬戸川さんが「2度救われた」件や、滋賀県の篤信者であるTさんの、殆ど同じ内容の獲信の体験談が華光誌と親鸞会の機関誌に掲載されている件。また、高森氏自身の信心もかなり怪しい事など、今までも取り上げてきました。
「偽なる者は甚だもって多し」
顕正新聞もたまには良い記事を書くもんだと、感心した次第です。
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コメント
高森センセイの通信簿をつけることにした。
http://takamoripakuri.blog50.fc2.com/
よみたい人はどうぞ。
投稿: 高森センセイの通信簿 | 2008年6月 4日 (水) 09時58分