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「親鸞会批判の真実」における親鸞会の嘘つきぶり

親鸞会の弘宣部が運営しているサイトに、「親鸞会批判の真実」というサイトがあります。
http://kazoku.sub.jp/

このサイト、分かりやすく言うと、「親鸞会を批判する勢力(主に親鸞会被害家族の会とそのメンバー)をいかなる手段を使っても貶め、会員とその周辺の人たちの動揺を防ぐ」のが目的のサイトなのですが、さすがは親鸞会のやることだけあって、「被害家族の会のメンバーと会ってきた」と称した人の手紙(後に内部関係者の脱会によりまるきりの捏造と判明)が掲載されたり、思いっきり悪意に脚色された体験談が掲載されていたり(体験談の本人さえもがこんな事書いてないと証言)、何しろ、カルト団体のモラルがよく分かる内容になっています。

さて、このサイトに新たな記事があがっていました。
『親鸞会批判の真実 本願寺も「親鸞会はカルトではない」』
http://kazoku.sub.jp/taikenki/080108honganji.htm

被害家族の会の会合資料を入手した親鸞会がそれを元に書いているのですが、注目するべきはこのページの冒頭です。

浄土真宗親鸞会被害家族の会の会合が、2007年12月15日(土)に、神奈川県で行われました。
参加者は10名前後、その会合の中で、浄土真宗本願寺派住職、棚原氏の話がありました。

神奈川県で参加者10名程度の会合があったと言うことが記載されていますが、この「親鸞会批判の真実」、トップページにはこんな事が書いてあります。

事実「親鸞会によって苦悩した家族が運営」と言いながら、管理しているのは上記の西本願寺僧侶H氏と、その関係者ら2、3名によるネット上だけのものです。
http://kazoku.sub.jp/

親鸞会は一貫して、被害家族の会には実態がない、西本願寺のH僧侶と関係者2~3名がネット上で活動しているだけと主張しています。

ネット上で関係者2~3名が活動しているだけの団体が、なぜ神奈川県で「参加者10名程度」の会合を開いているのでしょうか。

つまり「被害家族の会は実態がない」という親鸞会の主張は、親鸞会が被害家族の会の活動の実態を知っていながら、同会を貶めるために嘘をついているのに他ならないと言うことです。墓穴を掘るというのは正にこの事を言うんでしょうね。

被害家族の会だけではありません。最近話題の清森問答にはこんな記事もあがっています。

【質問】
除名の問題で思い出すのが、U氏の除名です。
どんな暴言をはき、どんな非難を言ったのかは知りませんが
『高森先生に暴言を吐き、本会を非難して、除名になった』、
と聞かされています。
この話は、上田氏の件のような捏造ではなく、『事実』と理解してよろしいでしょうか?

【回答】
私は、U君が除名になってから、連絡を取ったことが無いので、分かりません。
ただ、今回の件を通して、親鸞会は除名者に対して、いくらでも事実無根のことを発表する可能性があることが分かりました。
なので、「事実かどうか分からない」としか、言いようがありません。
質疑応答22

自分たちを守るためには、嘘をつくのも捏造するのも平気なのが親鸞会です。他にも親鸞会を脱会した人、批判する人に対して、どんな酷いことが言われているのか、私はよく知っています。

親鸞会を「カルト」とするにはこれだけで十分ではないでしょうか。

そんな自分たちの姿が分かっているからこそ、「実態のない団体」のはずの会の会合で使われた「レジュメ」に過ぎないものを持ってきて、「本願寺でさえ親鸞会はカルトではないと認めている」と如何にも本願寺の公式見解の如く宣伝しているのでしょう。裏を返せばそのくらいしか「親鸞会はカルトではない」とする根拠はないことを自ら認めているようなものです。

しかもこのレジュメを書いた当の僧侶によると、「本願寺がカルト問題に対して鈍感である」と言うことを主張しているだけで、本願寺が親鸞会をカルトではないと言っている訳では決してなく、逆に本派の無関心さを嘆いただけのようです。親鸞会さん、本当に残念でしたね。

私も親鸞会にいたときは「これで本願寺は親鸞会を驚異に感じるだろう」とか、「東西本願寺を飲み込む」とか、「御影堂より正本堂の方が大きい」とかそんなことばかり聞かされ、さぞかし本願寺は親鸞会を恐れているのだろうと思っていました。

しかし実際は本願寺は親鸞会に対して無関心です。親鸞会には警戒に値するほどの規模も力もないからです。高森会長が本願寺を意識する百分の一も意識してないでしょうね。

自分たちの今までの主張を覆すような記事を載せてまで、親鸞会はカルトではないと主張したかったみたいですが、もっと落ち着いて頂きたいものです。

それより心配なのは、この記事がどこから出てきたかと言うことです。

親鸞会では、会員の両親が反親鸞会活動をしている場合、その実態をスパイするように仕向けているのはよく知られています。

実際に会員である子供が両親のパソコンを盗み見してメールの内容を組織に報告したり、被害家族の会のメンバーと会えばその内容を無断で録音して組織に提出したりと言うことが行われてきました。

今回のレジュメの流出も、案外そういった活動から出てきたものかも知れません。そんなことを会員にさせるから、脱会したときに自責の念に駆られて苦しむ被害が絶えないのでしょう。

それでも彼らは「被害なんて無い」と言い続けるのでしょうけど。あのチベットを弾圧するアジアの大国のように。

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コメント

> しかし実際は本願寺は親鸞会に対して無関心です。

これは少し問題ではないかと。
親鸞会はカルト的ダミーサークルで何も知らない新入生をだまして
マインドコントロールし、その信者を増やそうという反社会的活動をしているから
(実際に増えているかどうかは別)
キリスト教や他の仏教団体と歩調をあわせて
統一協会やオウムなどと同様に大学からしめだすよう
もっともっと大大的に当局に働きかけていくべきなのでは。
信仰の自由はあるが、ダミーサークルによる勧誘は
反社会的であり犯罪なのではないか。

親鸞会が親鸞聖人のお顔にドロをぬり続けるのをもうこれ以上やめさせてほしい。
野放しにしている本願寺にも責任の一端があるのでは。

高森教学は大沼師や伊藤師のパクリ損ないで論じるまでもないから無関心でもよいが
ダミーサークル勧誘は無関心ではこまる。
いまに摂理のような社会問題になりかねません。
モラルもないカルトに類する団体は非常に危険で社会の敵です。

投稿: Nobody Tokumei | 2008年3月24日 (月) 05時20分

>>親鸞会が親鸞聖人のお顔にドロをぬり続けるのをもうこれ以上やめさせてほしい。
>>野放しにしている本願寺にも責任の一端があるのでは。

いくら親鸞聖人の名のもとに教えを騙る教団があったとしても、本願寺にとっては関係のない団体でしかないわけだから本願寺に責任を問うのは酷なように思いますが。
親鸞会を含めたカルト教団の諸問題については、立法、行政、司法、マスコミ、被害者が一体となって対策を講ずるべきですね。
親鸞会は社会倫理や通念を無視した無理な教団の拡大が問題を引き起こしたケース。
もうすでに内部崩壊が始まっていますが、窮鼠猫を噛む犯罪集団とならずに静かに幕を閉じて頂きたいと願うばかりです。

投稿: | 2008年3月24日 (月) 09時23分

私も親鸞聖人の御教えは大変感銘を受け、求めてたい一心から5年前に
入会し精一杯教学・行学しているつもりです。まだまだと言われれば反
論できませんが、決してお粗末な求道にならぬよう自力いっぱいやって
きました。しかし、もう限界です。汗水たらして働いたそのお金がなぜ
不倫のための交通費やホテル代に使われなければならないのですか?
バカにするのもいい加減にしてくれ!頼むから会計報告ぐらいしてくれ!
と叫びたい気持ちでいっぱいです。

投稿: | 2008年3月24日 (月) 14時36分

>いくら親鸞聖人の名のもとに教えを騙る教団があったとしても、
>本願寺にとっては関係のない団体でしかないわけだから本願寺に責任を問うのは
>酷なように思いますが。

そう言われてしまうとみもふたもないが、親鸞聖人の社会的イメージが悪くなるのは
本願寺にとってもマイナスなわけで。
今はどこの企業でもイメージ戦略は考えています。
宗教でも社会的イメージは大事でしょう。

>もうすでに内部崩壊が始まっていますが、窮鼠猫を噛む犯罪集団とならずに静かに幕を閉じて頂きたいと願うばかりです。

ええ、高森師の死とともに完全崩壊するのは確実でしょうが、
集団自殺したカルト宗教団体とかありましたよね。
何かしでかしゃせんかとそういう心配もある。

投稿: Nobody Tokumei | 2008年3月25日 (火) 08時14分

本願寺が新たに門徒を拡張しようと考えてはいないでしょうね。
イメージと伝統を守り、現在の門徒とその家族に縁のある方を中心にパイを維持できていれば問題ないのでしょう。
他派の教義や活動に問題があっても特に大勢に影響はなく、つまり100分の1にも満たない弱小教団の相手をするだけ損するわけです。

投稿: | 2008年3月29日 (土) 21時17分

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