東大最強哲学(東京大学 世界の名著に学ぶ会)は親鸞会のダミーサークルです
かつて親鸞会は、東京大学で「人間科学愛好会」というサークル名で布教活動をしていましたが、正体を隠した勧誘方法や強引な布教方法で悪評が立ち、大学当局からも睨まれサークル名称と部室を変更します。それが今の「東京大学 世界の名著に学ぶ会」です。かつて当ブログでも『東京大学の「世界の名著に学ぶ会」は親鸞会のダミーサークルです』というエントリーでその事を報じました。
その時に紹介した二つの「世界の名著に学ぶ会」のブログ
http://sekaimeicho100.cocolog-nifty.com/
http://greatbook.jugem.jp/
は長らく更新が停止していたのですが、新たにこんなサイトが立ち上がっていました。
あなたは何のために生きていますか?東大最強哲学
http://study.fan.coocan.jp/pctop.html
「世界の名著に学ぶ会」というサークル名は小さく画像で入っているだけで、検索してもこのサイトが出てくることはありません。「世界の名著に学ぶ会」が親鸞会のダミーサークルであることは既に学内でも知られるようになって来ましたので、その対策でしょう。
彼らは何が原因で自分たちに悪評が立つのか、全く考えもしないし反省もしないのでしょう。だから評判が悪くなれば自らの姿勢を変えることなど万に一つもなく、対策といえば名前を隠したり変えるだけです。
東大に入る頭脳を持っていながら何でこんな単純なことすら考えられないのかと思いますが、「自分たちは真実の教えを説いている」という新宗教にありがちな盲信が、文字通り彼らを盲目にさせているのでしょうか。
彼らが駒場祭で使った行事のチラシが手元にありますが、それにはこんなことが書いてあります。
ゲストの講師には
・駿台予備学校 数学講師 落合信一郎先生
・経済アナリストの----氏
・東洋哲学講師の椎名英樹先生
をお招きしております。
公認会計士とか経済アナリストとか適当な権威付けで人を勧誘するのは相変わらずですし、自称東洋哲学講師椎名英樹氏は浄土真宗親鸞会の講師部員です。なぜ親鸞会の講師と正直にかけないのでしょうか。会員に対しては「最高の職業」とか言っておきながら、一般の人に対しては隠し続けるのも相変わらずです。
サイトにはいたるところに女性の写真を入れていますが、この人は東大生でもその卒業生でもありません。女性がいると言う事をアピールしたいのでしょうが、宗教の布教活動であるという最も大事なことは一言も書かずに、世俗的な権威や女性の力で分別のない学生を勧誘しようと言う姿勢には本当にあきれ果てます。
彼らには誇りとかモラルという概念はないのでしょうか。
この「東大最強哲学」、近いうちにまた悪評が立ち、そのときはまた性懲りもなくサークルの名前を変えたりして対策をするのでしょう。しかし東大当局もようやくカルト対策に真剣に取り組み始めましたので、彼らの隠蔽や誤魔化しもおそらく今までのようには行かないと思いますが。
最後に、「世界の名著に学ぶ会のブログ」の最後の記事についていたコメントを紹介して、終わりにしたいと思います。
たとえ、あなた方が所属する親鸞会の説く内容が至極真っ当なものであったとしても、「世界の名著に学ぶ会」などと、あたかも宗教とは無縁の読書会であるか のような名称を用い、東京に上京してきたばかりの無垢な新入生を知らず知らずのうちに親鸞会に引き込むという手法はどう取り繕っても褒められたものではな いはずです。私は、「布教の自由」は最大限、国民に対して保障されるべきものと考えるので、親鸞会の都内近郊の大学における布教活動を否定するつもりはあ りませんが、最低限、判断力が未成熟な大学生(特に新入生)を勧誘する段に及んでは、自らが宗教団体であることを明示する道義的義務があなた方にあるので はないでしょうか?
私は、あなた方の説く親鸞聖人の教えに対してはものすごく共感を感じているので、このような布教手段が採られていることのみが残念で仕方ありません。あな た方が宗教団体であることを秘匿する理由には、「大学生は宗教に対する拒否感が強く、当初から宗教団体であることを明示しては、その内容の当否を判断する 以前にまともに話を聞かなくなってしまう。だから、まずは宗教だということは抜きにして、純粋な気持ちで話を聞いてもらいたい」というものがあるかもしれ ません。しかし、こうした考えは短期的に見ると功を奏すかもしれませんが、長期的には人を引き付けておくことはできません。事実、私がそうであったよう に、手段が不当であれば、その内容に関わりなく、心のどこかで不信感が存在し続けるものですから・・・
突然、失礼いたしました。
彼らはこれから声に対してどんな思いを持っているのでしょうか。おそらく、彼らの言う「真実」を分からない人はかわいそうだね、程度の気持ちしか持つことは出来ないのでしょう。
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コメント
はじめまして。このブログを数ヵ月前に知り、毎回拝読してします。
私は、ある国立大の一年生です。入学後間もなく、親鸞会のダミーサークルに勧誘されて、活動していたことがあります。前期終了、学徒になる手前で、運よく縁を切るきっかけを作ることができました。完全に親鸞会と縁を切ったのは、後期が始まって間もない頃でした。
東大と聞いた瞬間、東大近くのアパート(親鸞会の施設だと思いますが)で合同の講義を聞いたことを思い出しました。
今となっては、親鸞会の教えを盲信していたのかもしれません。
投稿: 花の委員長 | 2008年1月 6日 (日) 19時44分
こんな怪しい団体でも毎年数名は入信する人がいますからね。ダミーサークルは絶対にやめることはないでしょうね。
投稿: 大昔の元会員 | 2008年1月 6日 (日) 22時09分
はじめまして、私は一昨年まで会員だった者です。毎回欠かさず読んでいます。
今回のエントリーについて、少し思うところがあったので書かせてもらいます。
会の裏側や幹部講師の不正を暴くのは必要だと思いますし、私にとっても大変貴重な情報なのですが、一般会員の個人名を出すのは少し非情な気がします。
実際、名前の挙がった人の中に私がよく知っている人物がいるのですが、当人の気持ちを思うと(本人はまだ知らないでしょうが)複雑な気持ちです。
行事のチラシに名前を載せているから、ということなのでしょうが、会内では講師部員から公開講座などで話をするように依頼があった場合、基本的に断ることは出来ませんし、チラシに肩書きと一緒に名前が載せられていることは本人も知らないかもしれません。世俗的権威の利用は昔からよくやられていることで、彼らは会の活動の被害者という側面もあると思います。(サイデンステッカーさんの件がまさにそうでしょう)
それと、瀬戸川さんの記事の時も思いましたが、顕正新聞に載せられている人も糾弾の対象になるのでしょうか?私もずっと昔の法友通信に会長への礼状と顔写真が載ったことがありましたが、もはや消すことの出来ない過去です。
会の被害者である一般会員を目覚めさせて救済したい、というのがこのブログの趣旨だと思っていましたが、救済対象と攻撃対象とはどこで線引きされているのでしょうか?多くの現役会員が安心して相談できるブログであって欲しいと思います。
ただ、一部講師部員の暴走は今後とも衆目の前に晒していって欲しいと思います。長文失礼しました。
投稿: 元会員M | 2008年1月 8日 (火) 00時06分
元会員M様
コメントありがとうございます。当サイト管理人のぶるうのです。
一般会員の実名記載についてのご意見ですが、私が記載すべきと判断したのは以下の理由です。
一つには、実名が記載されている公開講座のチラシは、組織内で使われていたのではなく一般向けに広く配布されていた事。
二つには、そのチラシが「浄土真宗親鸞会」のダミー勧誘を目的としたものであると確認できたこと。
三つには、これはこのブログでも再三主張してきたことですが、浄土真宗親鸞会のダミー勧誘は社会的に問題があり警告する必要があること。
四つには、実名を記載した人は現会員であり本件以外でも親鸞会の活動に対して積極的に参加しているという事です。
親鸞会が本人に無断で実名をチラシに掲載している可能性については、過去にそうした実例もあり考慮していないわけではありませんが、それは親鸞会の問題であって当ブログの問題ではありません。またチラシは公開講座の会場でも掲載・配布されていたので当然実名が記載されていた人はその存在を知っているはずです。
私は親鸞会についてはこうした実名をダミー勧誘に利用する事について責任をとる必要があると考えていますし、実名をチラシに記載させた人たちについては、自分たちが問題のある宗教勧誘に荷担していることの意識と責任、また社会的リスクを考えて欲しいと思っています。
かつてオウムに対して好意的であった学者が世論から糾弾されたことがありましたが、彼らには親鸞会という団体が、自分たちが公に名前を出してまで布教に荷担しても果たして問題のない団体なのか、自分たちの頭でしっかりと判断することが大切なのではないでしょうか。
もう一つ指摘されていた瀬戸川氏についてですた、瀬戸川氏は親鸞会の要職にあった人物であり機関誌などで扱われることも多いので、公人と考え名前を出しています。過去に顕正新聞等に掲載された脱会者の人たちについてここで実名を記載することはありませんので、ご安心ください。
投稿: ぶるうの | 2008年1月 8日 (火) 12時27分
ぷるうの様
元会員Mです。
お返事を頂いたようで、ありがとうございます。
そうですね。
辞めた私が言うのも何ですが、親鸞会には自分たちがやっていることの何が問題なのかを認識してもらいたいですね。
ただ、一般会員については今後彼らが考えを変える可能性もありますし、人生をやり直そうとした時に消せない記録が一生残るのも酷かな、と思ったものですから。人の心は無常ですし、今どれだけ熱心に活動している人でも未来もそうだとは限りません。実際、私自身が辞める直前までは熱心に活動する会員だったので、彼らにも自分の人生を選択できる余地は残してあげたいな、と思いましてコメントした次第です。
個人的には、講師部員は誰であっても名前や肩書きを隠して活動することは許されないと思っていますし、実名を公開されてしかるべきです。そういう立場だと自覚して選んだ道のはずですから。そもそも会の職員が自分の所属団体名を詐称するなんておかしな話です。
投稿: 元会員M | 2008年1月10日 (木) 01時02分
私も元会員の者です。
一般的に、何かの勧誘をするときに、名前を貸したものは、たとえ当事者ではなくても、共同して責任を負う場合があることを、法律でも定められています。
彼らは、社会的立場を利用して、勧誘に協力して訳ですから、講師部員や職員と同等の責任を負うものだと思います。
投稿: きりん | 2008年1月11日 (金) 19時35分
初めまして。私は東大生で去年の駒場祭のその会の講演会に行きました。講演会に行ったときはその会が親鸞会の団体だとは知りませんでした。初めて知ったのは講演会の後でその日にネットで「世界の名著に学ぶ会」と検索したところ管理人様の『東京大学の「世界の名著に学ぶ会」は親鸞会のダミーサークルです』にたどり着いたときです。大学側から統一教会や革マルに注意するように言われてきましたがこのような団体が存在しているのに驚きました。管理人様ももしかしたらそこにいらっしゃったかも知れませんが、その講演会について少し申し上げます。
「そもそも何の為に勉強して働いて生きていくのか」というのをテーマにしていましたが、2時間を超える講演にも拘わらず「そもそも何の為に勉強して働いて生きていくのか」ということ自体には殆ど触れずに終わってしまいました。あるとしたら「何のために生きるか」という答えは仏教にあるということくらいです。http://study.fan.coocan.jp/komabasai.htmlに「内容はとてもすごくて、ここでは書ききれません!」とありますがとても私にはそう思えません。講演会の後にその会のメンバーの一人に声をかけられたので、テーマに殆ど触れないのはどうしてかと尋ねたら、イントロなのでいきなりそのような話をするわけにはいかないと言われました。しかし、チラシに「大学に行って、働いて、生きていくのは何のため?」とあるのに、そのことに殆ど触れないのは詐欺でしょう(後になって、そう言い返せばよかったと思っています)。時間の無駄だったとしか言いようがありません。その会が平気で嘘つくところだとわかったので、今ではそのような嘘も驚きません。
話が少し変わりますが、そのメンバーの一人が事実上、その会が仏教を学ぶ会であることを認めました。あのとき何で気がつかなかったかと反省しておりますが、仏教を学ぶ会なら「仏教に学ぶ」とかそういった類の名前ではなく、「世界の名著に学ぶ」という名前であるのは変ですよね。仏教関連の本も世界の名著のうちに入るかも知れませんが、「世界の名著」だと仏教以外の分野も連想させるわけですから「世界の名著に学ぶ」という名前は不適切だと思います。
講演会のゲストの講師に関してですが、色々と気になるところがあります。本当に講師全員が東大出身なのか、講師の肩書きは正しいのか、講師と親鸞会のはどのような繋がりがあるかなどです。平気で嘘つく会なのでチラシにあることはどれが本当か私にはわからないです。一人は親鸞会の講師であることがわかりましたが、もしかしたら人によっては偶然講師として依頼されてそこの会が親鸞会だと気がつかずに講演をしたかも知れません。
チラシに「参加を希望される方は事前に…までメール下さい」とあるのも気になります。私は事前にメールしなかったですが、何を企んでいるのでしょうか。
それと駒場祭の講演会でメンバーの一人からあるチラシをもらいました。「なぜ生きる 『教行信証』親鸞聖人著に学ぶ」というもので、主催は「ゼミサークル おーしゃん」(日本大学仏教学研究会)とあります。このサークルも親鸞会のダミーのはずです。
その会の最新のホームページに「在学中の成績も、卒業後の社会貢献度も東大の平均を凌駕!大学時代の学びがちがう!!」とありますがいかにも怪しいですよね。OBメッセージがありますがこのページもどのくらい本当なのか大変疑問です。
その会の東大における行動を少し存じていますのでそれについても申し上げます。去年の10月から駒場キャンパスの和館というところでパワーランチを行って勧誘をしているようです。駒場の方の大学内の教室で何度もそのチラシを見かけました。最初はチラシに「世界の名著に学ぶ会」の名で行っていたのですが11月になって「東大パワーランチプロジェクト」と変わっています。しかし、チラシの内容(連絡先や参加者の声、以前のテーマというの等々)を見れば「世界の名著に学ぶ会」であることは間違いありません。11月末から頻繁にいろんな教室にチラシが置いてあるのを見かけました。よほど勧誘に必死なのでしょうか。1時間目の授業のためにある教室に入ったらそのチラシがあって、早朝に既にチラシがあることに驚きました。次の時間に別の建物の教室に行ったらそこにもチラシがありました。どうやらかなり早い時間からチラシを置いたようです。いろんな建物の教室に置かれていたのでいったいどれだけの人数でチラシを置いていったのか気になりました。ほんの数人で出来るとは思えません。現役の東大生以外の親鸞会のメンバーも手伝っていたのではないでしょうか。
大学側に管理人様のこの記事を見せたところ、すでに大学側はこの記事を見ているそうです。親鸞会の悪質な勧誘に注意を呼びかける幾つかのサイト(管理人様のサイトも当然含まれます)をチェックしているとのことです。大学側は既に何かしらの手を打っているでしょうから、今年の4月からはサークル名を変えているような気がいたします。
9年くらい前のことでしょうか。その時私は中学生で、ある時たまたま立教大学に行ったことがあります。そのときに大学生とおぼしき人から「なぜ生きる」という答えを知りたくないかと言われ、その人の話を聞きました。その日は「なぜ生きる」の核心にはいたらず、また会ってその話をしないかといわれていつ今度会うかを決めましたが、会う日になって急用ができてしまい、連絡手段もなくて結局その人との縁はなくなりました。その人には大変申し訳なく思っていますが、管理人様のサイトを見てもしかしてその人も親鸞会のメンバーだったのではと思いました。立教にも親鸞会が勧誘を行っていると聞きましたので、本当にそうなのかも知れません。どなたか何か御存知の方がいらっしゃったら教えて下さると大変ありがたいです。
私が申し上げたいことは以上です。かなりの長文になってしまい本当に大変失礼致しました。
投稿: てけてけ | 2008年3月31日 (月) 00時50分