平気でウソをつく人たち
子供が親鸞会に入っていたことが分かり、説得して「脱会する」という事になったが、実は脱会はウソで、ずっとその後も続けていた、という事があります。
昔からよく見受けられるケースで、親の反対を収めるために偽装脱会をするわけです。その後は海水浴に行くと言っては実は親鸞会の合宿に参加し、大学のゼミの勉強会と言って出て行くが実は行き先は富山の本部会館という訳です。教科書代が必要だと言われて与えたら、親鸞会への献金に化けていた、という事例もあります。
別に親鸞会に限らず統一協会や摂理でも同じ話を聞きます。どこも勧誘時にウソをつくことで有名な団体ですが、ウソをつくという感覚が麻痺してしまうのかも知れません。
親にしてみれば、やめたと思っていたのに相変わらず、その後もずっと時間やお金を親鸞会につぎ込んでいた訳で、大事な子供にウソをつかれていたという落胆と精神的なショックは大変なものです。
私も親鸞会にいたときは、「求道のため」「真実のため」という理由をつけていろいろとウソをついていました。それらがどれほど両親を苦しめていたかを知ったのは、脱会した後のことです。良心の呵責を感じなかったわけではありませんが、それを打ち消すほどの理由が幾らでもあったのです。
私だけでなく、少なくない脱会者が「どうしてあの時あんなに簡単にウソをつけたのか」と後悔し、心に深い傷を負う事になります。残念ながらこれはやめた人にしか分かりません。こうした被害者を出さないためにはどうしたらいいか、親鸞会には事実を見据えた上で真剣に考えて欲しいと思います。
それをせずに「求道の敗残者」「やめた人の自己弁護」と見下したり、「本願寺の誹謗中傷」と決めつけて会員に宣伝するようならば、親鸞会には未来はないでしょう。
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